ブロッサム・ジュアン・ルシアード
名前…ブロッサム・ジュアン・ルシアード(Blossom Zhuan Russierd)
性別…男
年齢…98(身体的には10代後半)
身長…179cm
髪・目の色…
■茶、
■金
背景
八十年前に、レネス全土を覆った人間と魔族の大戦を終結に導いた英雄の片割れで、現在は大賢者と称えられている。
あらゆる魔法や呪術に通じ、その精度も高い(一つに特化している人物と比べると少し劣る程度)器用万能型の魔法使い。
戦後、相棒であるリーフを失い自分だけ生き残ってしまった罪悪感と、民衆の過剰な期待に耐えかね姿を晦まし、人里離れた場所に人払いの結界を敷いて静かに生きていた。
大戦中に世話になっていたマーブル国と、その姉妹国のアポロとの間で不穏な動きがある事や、魔界から魔族が再び現れている事を察知するも、若い世代に任すべきと傍観。
そんな矢先、大戦時にある因縁が出来て以来定期的に襲撃してくるようになった魔族・キャンディに不覚を取り、呪いで肉体を全盛期の頃まで若返らされてしまう。
キャンディを殺して解けるとは思えず、解呪の手段を探すため旅に出ようとしていたその時に、押し掛け弟子であるミルフィーユと再会。
そしてミルフィーユが連れてきた異世界から来たという少年は、リーフにあまりにも似すぎていた。
性格
かなり傲慢で身勝手かつ我儘、感情の起伏が激しい面倒な性格をしており、他人には厳しく自分と少女(十代前半まで)にはやたらと甘い 。
悪い顔もするし必要ならば平気で嘘も吐く。おだてに弱いので操縦は割と楽。
教本で美化されている彼しか知らない者が実物を見ると、あまりの落差に目眩を起こす程である。
口調
ワシ・ヌシ・呼び捨て
本来の年齢に見合った爺むさい言葉遣いと、若者(しかしどこか古臭い)口調が入り混じっている。偉そうな上に柄が悪い。いわゆる死語も飛び交う。
稀に記憶が混濁している時があり、その際は一人称が俺になり、口調も青年のものになるが、本人は自覚していない。
「ああん? くたばれクソ野郎!」
「ふははは! ワシってばイケてるのお」
「無論空も飛べる、天才じゃからな。しかし疲れるしアッシーにはならんからな?」
「俺が戦うのは死んでいったあの子やリーフのためだ」
人間関係
ミルフィーユ…一番弟子。ミルフィーユが少女の頃に、噂だけを頼りに押し掛けきてそのまま弟子となり、そこそこ長い間一緒に暮らしていた。師弟であり家族でもある間柄。彼女には今でも甘いし、彼女の言うことは結構素直に聞く。
進、ティオ、カメリア…増えた弟子達。進にはかつての相棒であるリーフの面影を見い出している。才能に溢れた弟子達が力の使い方を誤らないように何かと気に掛けている。
キャンディ…いつまでも執着してくるクソ野郎。倒すべき敵だが、殺したら呪いが更に強くなるのではという懸念と、利害の一致から共闘する場面も多い。ブロッサムに困った顔をさせることが出来る数少ない存在。
その他
肉体の急激な若返りの影響か、もともと高齢だったためか、記憶が一部欠落してしまい、魔法もいくつか思い出せなくなっている。逆に窮地の時に思い出す事もある。
本人はそれを逆手にとって、都合が悪くなると忘れたふりをすることもある。
本人から話すことはないだろうし、ミルフィーユ無しでは生活も危うかった自堕落ぶりや奔放な性格からそうは見えないが、その実、努力で大賢者と称されるに相応しい力を付けた努力の天才であり、本質は人格者である。人里から離れた場所に暮らしていたのも、人間嫌いになっていた事実もあるが、魔力が高い人間は魔族にとって魅力的な食料であるため狙われる事が多く、他人を巻き込まないようにするため……だったのかもしれない。
ミルフィーユ曰く「人に頼られるのが面倒だから、師匠は怠け者のふりをしているだけ」とのこと。
元々魔法使いの名家の生まれであったが魔族との戦争中に人間同士で跡目争いをしている現状に嫌気がさし、争いが絶えないレネスを自らの手で変えようと家を出て各地で修行を経て魔法使いとして大成するものの、その経緯の青臭さが気恥ずかしく、十数年の付き合いであるミルフィーユにすら話そうとはしないが、食べ方が上品だったり楽器が弾けたりするのでミルフィーユには何となく感付かれていた。
従属の術を施さずに魔物を召喚し腕試しで退治する、魔物からしたら身勝手な趣味もある。石を割って召喚する。
#ブロッサム・ジュアン・ルシアード