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Blind Alley

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大切な人の幻影を見せてくる(こちらの記憶から作られる)タイプの敵と主人公トリオが対峙した場合をちょっと考えるなど。

大切な人の幻影を見せてくる(こちらの記憶から作られる)タイプの敵と主人公トリオが対峙した場合をちょっと考えるなど。

明。力に取り込まれて、それでも自分のことを助けて死んでいった従兄が出てくるけど、攻撃は行えますね…でもその後、記憶を利用された不快感と、慕っていた相手の姿を攻撃した罪悪感とで暫く引きずりそう。幻だと分かっていても…。

進。大切な人の生死は問わないパターンで、生きている人の幻影と対峙した場合でも、偽物と分かっているのに躊躇って危機になりそう。優しいというか甘ちゃんなので。
一人では打破出来なさそうなので、個別に都合の良い夢の世界に閉じ込めてくる系だと詰みそうですね…黒進の出番すぎる…。
旧設定なら兄か弟の幻影が現れてきそうですが、設定をリブート(本編が無いのにリブート? という話ではありますが)中なので、兄弟いる設定は無しにしてもいいかな…と思っています。親も知らない兄弟もいない孤独な少年という設定の方が…色々と美味しいですし。その方が明や護と疑似家族のような…兄弟のような距離感になるの説得力出てきますしね。進は二人のこととても好きですね。この辺も黒進につけ入れられる要因になりそう。
幻で出現するのはたぶんミルフィーユでしょうね…ブロッサムは出て来ても全然殴れるし…本物はそれくらいでどうにかなる相手ではないのも分かっているし…。

護。まあ当然のように両親が出てくるものの、顔色一つ変えずに斬るので敵側から逆にドン引きされるオチですね。両親の愛情が傍から見ても伝わるやりとりの流れでそうなるの!? という。死んだ親が出てくるなんて簡単に取り込めそうなのに…。
しかも斬った後も特に何の呵責も感じていないという…。死んでるんだからこんなところにいるわけないじゃん、で終わってしまう。
前二人と比べると間違いなくメンタルが強いのですが、ブレーキが無いので方向を誤るとやばすぎるので、甘ちゃんの明と進と一緒にいてちょうどいいんですよね。

今回は幻影が現れたら? で考えたけど進のところで書いた夢の世界に閉じ込められるパターンも考えてみたいですね。Reの方でつい最近夢魔キャラも生えたことですし…。

#Time Of Cardinal #Relate #火神明 #王本進 #白蓮護

前サイトの独り言から拾ってきて加筆修正した、存在していない本編のifルートのスケベなネタ。畳みます。独り言とは言いづらい長文になりました。

前サイトの独り言から拾ってきて加筆修正した、存在していない本編のifルートのスケベなネタ。畳みます。独り言とは言いづらい長文になりました。

TOCにて勇へのコンプレックスを拗らせて、自分が世界を救おうと間違った方向に躍起した猛が巨大な触手生命体の魔族を呼び出すのですが、そこからの分岐で明達が負けて、取り込んだ進の力や記憶を利用してレネスの方まで来たらいいな…という妄想。

地球で大きな異変があればレネス側にも影響が出るから、瘴気が活性化しだして、調査を始めたブロッサム達が餌食になる的な。
この触手生物(名前付けてない)、呼び出す時点で生贄や儀式などの大掛かりな準備が必要になるのでその分スペックは凄まじく、そこに明達を取り込んで様々な能力も得ているため、魔王以上のレベルになっていて誰も止められない状態です。
なお猛は自分まで催淫の影響を受けないように結界を駆使して使役しているものの、強大になりすぎた結果途中で制御出来なくなって、あっけなく取り込まれています。勇もですが姉弟揃ってここ一番で抜けているタイプという。触手に犯されながら自分も勇を犯しているんじゃないんですかね…。
勇に普通の女性として過ごしてほしかったという思いが捻じくれまくった結果、もう戦わなくてよくなったし姉弟仲良く過ごせるようになったからハッピーエンドですね。きっとそう。

あまりに巨大すぎるのと、勇を取り込んだ影響で防御能力に特に優れていて外側からの攻撃は通らないので中に向かうしかないけれど、肉壁蠢く内部は催淫効果のある瘴気に塗れていて、完全には壊れてない(レネスへの侵略のために壊れられたら困るので)進の痴態を散々見せられた後、まとめて嬲られると。触手は片っ端から人間を取り込んでいて、特に力もないモブは完全に吸収されて触手生物の一部になっているため、大勢の人間に見られているような錯覚も起きるから視姦も楽しめますね。

気や魔力が豊富だったり丈夫な人間は眷属である魔族を産ませる母体として生かすので、合間に明や纏や護たちが快楽漬けにされて産卵したり出産しているシーンが映るやつですね。そして生まれて外に出ていった魔族たちがレネスの各地を数の暴力で襲う場面もある地獄絵図。
明はまあ性経験がろくにないので身体はすぐに堕ちるでしょうけど、毒にもある程度耐性があって、性経験も豊富で、普段はクールで掴みどころがない纏が嬌声上げて出産するのはかなりスケベだと思います。
護は明や進と違って女性経験があるし、メンタルも二人より強い分、諦めず脱出しようとするから結果的に他のキャラより長く痛めつけられるタイプですね。顔立ちが良い設定が最近生えたので、どちらかというとリョナが似合う傾向が更に強くなりました。口に入ってきた触手絶対噛むだろうし…首絞められて一旦失神させられてから無理やり媚毒を飲まされて、脇腹を触手で圧迫されて、痛みで目が覚めて気力が折れるまでその繰り返しですね。
涙を浮かべながら明や進の方を見て、眼前の触手を力無く咥えるの、だいぶえっちだと思います。

触手生物は人語も介せるようになっていて(というより人間側に合わせてくれてる)、進や既に吸収したレネスのモブの記憶から得た知識で「大賢者を狂悦に沈めてやろう」とか話しかけてほしい。そう、これが言わせたいだけです。
 
ちょっと話が脱線しますが、悪徳貴族の変態モブに捕らえられてイラマでご奉仕させられる時なんかも、肩書きで下品に煽られていてほしいです。
「あぁ~大賢者様の口マンコいいよお」みたいな感じで。周りが勝手に称賛して付けてきた肩書きで、勝手に煽られるの良いですよね…。
 
話を戻します。あえて進への責めを一度止めて正気に戻して、眼の前で彼の仲間達を徹底的に嬲って精神的に責める展開になるわけですが、聞いた事もないような甘い声を出して陵辱される皆の姿に、淫気にやられてるのもあって興奮してしまって、それに気付いた触手と感覚をリンクさせられて、触手が仲間を犯して孕ませる感覚や、仲間達が精液を搾られる感覚を追体験させられてイキ狂うといいです。お互いがお互いを気持ちよくするための材料に使われるのいいですよね。畳む


#R-18 #腐向け #Time Of Cardinal #Relate #火神明 #王本進 #白蓮護 #一条勇 #一条猛 #御影纏 #ブロッサム・ジュアン・ルシアード

性奴隷

性奴隷

R-18コンテンツとなりますので、閲覧は18歳以上の方のみとなります。

・大地+モブ×明。エロいお題で書いていたものです。

「じゃあ、俺はこれで失礼します」
 陸を走る船、船艦スノー。その艦長室に青年、廿六木貫自の快活な声が響き渡る。
「ええ、お疲れ様です。もう遅いですし、貫自君もお休みになられて下さい」
 スノーの艦長である守部大地は、貫自の報告を聞き終えた後、柔和な笑みとともに労いの言葉を投げ掛けた。
「あ、はい、ありがとうございます! ……大地さん、本当凄いっスね」
「?」
「だって、いつでも艦長として動いて下さってるじゃないっスか」
「それが僕の務めですからね」
「俺から見れば、倒れないのが不思議なくらいっスよ」
「僕にはよくして下さる人がいますから」
 貫自には気付かれないように、大地は視線を眼前で姿勢を正し、にこにこと話す青年から、椅子に座す己の足下に落とし、一瞬だけ、口の端で哂った。
「京子さんやウォンさん達……皆さん良い人っス」
「貫自君もですよ。いつも助かっています」
「大地さんにそう言ってもらえて嬉しいっス! じゃ、失礼します……あ」
 艦長室のドアがスライドし、足を廊下へと出したところで貫自は振り返った。
「どうしました?」
「明さん見てないっスか? さっき部屋見たんスけど、いなくって」
「いえ、生憎ですが僕も見ていませんね……“明”は」
「そうっスか……有り難うございます、今度こそ失礼します!」
 大地に向かって一礼した後、駆け足気味で貫自は艦長室から出ていった。
 
「……貫自君も仲間に入れてあげましょうかね?」
 しん、と静まりかえった部屋に、大地の淡々とした声が零れる。
「……! あいつは、関係、ねーだろ……」
 水面に投じられた一石が起こす波紋のような、小さな声が大地のすぐ側から聞こえてくる。
「冗談ですよ」
 大地はやはり笑んだまま席を立ち、屈み込む。デスクの下、椅子を収納するスペース。そこに先の声の主、火神明の姿があった。
「すみませんね、そんな所に。貴方を呼んだ後に、急に貫自君が来たものですから」
 言葉とは裏腹に、大地の声色にはさして申し訳なさが感じられない。
「……」
 明の姿には、普段の面影がまったくと言っていい程に見当たらなかった。トレードマークである逆立った金髪は、一切の手が加わっていないことが一目で分かる、肩まで真っ直ぐ下りた状態であったし――。
「顔が赤いですよ? 今更衣装が恥ずかしいわけでもないでしょう」
 デスクの下から、どこかおぼつかない足取りで出た明は立ち上がると、大地の前に身体を晒す。
 百六十センチにも届かない小さな体躯は、光沢のある黒を基調とし、胸元の大きく開いたレオタードとひとつなぎになっているスカートの裾の部分に赤と白のフリルをあしらった、愛らしい衣装に覆われていた。
「貫自君に見られるかもしれないという綱渡りが気持ち良かった……といったところでしょうか」
「そ、そんなわけ……」
「でしたら、証拠を見せていただけますか」
 艶やかなコスチュームを纏った少年の反論が弱々しい時点で、自分の推測は最早推測ではないと分かりきっているが、それでも大地は明に詰め寄ってみせる。妻の京子や、親友の真にはまず見せないだろう意地の悪い微笑を、整った顔の上に作りながら。
「……それは」
 瞳を空にさ迷わせつつ、暫くぼそぼそと呟いていた明であったが、真や流以上に高い位置から見下ろしてくる無音の圧力に根負けしたのか、パニエが印象的なスカートに両手を掛け、たくしあげる。
「見えませんね?」
「……っ」
 手を小刻みに震わせながら、大地の視線を確かに感じながら。スカートの裾を口で銜え、きつめのレオタードに包まれた下半身の部分に両手の指を食い込ませ、ゆっくりと横にずらす。羞恥に紅潮しきった顔には、いつもの勝ち気、強気といった色などあるはずもなく――。
 貫自と大地が至って平素な会話を行っている間。デスクの下で、悦楽を貪っていた証が露になった。
「僕の言った通りじゃないですか」
「っひ、あ……!」
 周囲を覆う、十七という年齢にしてはごく薄い茂みまでじっとりと濡らし、既に反り立っている明の性器を、大地は片手で軽く握って上下に動かしてやりながら尋ねる。乾いた指で扱かれる、直接的な刺激に堪えかねて悲鳴に近い短い喘ぎが明の口から漏れると、銜えていたスカートの裾が離れ、大地の腕にぱさ、と落ちた。
「……反抗的な割には、今日も言い付けを守って下さっているんですね」
 腕に掛かったふわりとした黒いスカートを気に留めるわけでもなく、大地は空いている片手で明の後ろを探り、指に硬い感触を覚えたところで束の間だけ明に、実に穏やかに笑ってみせる。
「いい“仔”ですよ……けれど」
「やっ、うあっ、ぁあ! ……っも、もっだ、だめ……っ……!」
 静かな艦長室には、激しく扱かれていることが嫌でも伝わってくる、ぐちゅぐちゅという水音と、明の喘ぎだけが響く。
 自力で立つこともままならない程の強い快感に、明は大地の胸に顔を埋め寄りかかった体勢で、荒い呼吸とともに、腰をびくびくと震わせる。その度に、スカートの中から後ろに伸びている尻尾のような毛の束も、左右に揺れていた。
「口答えや余計な強がりはいけませんね」
「!! やめっ、抜か」
「お仕置き、です」
 真っ赤になった涙混じりの顔を上げ、目を見開き懇願する明の言葉を冷たく遮ると、大地は明の後ろで揺れる尻尾を掴み、一息に引いた。
「はぁあぁっぁあああ!」
 明の後孔からずるずると抜かれた尻尾が、その全貌を現すよりも早く。明は先までよりも甘く高い嬌声を上げ、ぞくぞくと走る振動と快感に屈し染めた金髪と身と腰を揺らしながら、大地の掌へびゅくびゅくと吐精する。
「うっあぁん……ふっぅう……んっぁああ……!」
 隆起した男性器をベースとし、大小様々な粒にびっしりと包まれ、持ち手の先端に犬を思わせる尻尾が取り付けられた玩具が床に転がるまで、射精は続いた。脱力と余韻で明はその場に崩れ落ちそうになるが、大地に止められる。
「ぁ……っはぁ」
「まったく、そんな物を入れて過ごして、挙句、人の手にこんなに出して……」
 呆れたような、それでいてどこか甘さを含んだ声で言い放つと、大地はすっかり白くなった手で、涙で濡れる明の目尻や頬を優しく撫でてやる。顔にこびりつく精液独特の匂いと、それが己のものであるというどうしようもない恥ずかしさに、明は顔を歪ませた。
「綺麗にしていただけますか?」
「! んっ、んん……!」
 返事を待たずに、大地は指を明の口に滑り込ませる。
「……っん、ふ……ぅん」
 舌を大地の指に這わせ、自らの粘つく液体を喉の奥へ流し込みつつ、明は時折眉をひそめた上目遣いで大地の様子を伺う。その所作が、嗜虐心を扇動しているとは気付きもせずに。
 
「……!」
 再び静寂の波が寄せる室内に、ドアをノックする音が不意に飛び込んだ。
「大地様」
「いいぞ、入れ」
「失礼します」
 聞き慣れない男の声、大地の合図、そして、艦長室に入ってくる複数の靴音。
 現れた二人の男は、年は二十代後半といったところで、百八十センチ近い肉体に筋肉を無駄無くしっかり乗せ、両名共に精悍な顔つきを持っていた。
 彼らは大地に、つまり守部家に仕え様々な任務を――守部家の執事兼ボディーガードのウォンバットを表とするなら、彼らは裏である――こなす従者達だということしか、明には知らされていない。
(二人……)
 今日は少ない。その事実にまず安堵を覚える自分に、明は内心で自嘲する。舌の動きは休めずに。
 その間にも降りかかる、熱を含んだ視線と、息を飲む音。“初め”に比べれば慣れてしまったものだが、それでも、自分が同性からそういった対象に見られていることに、動揺もするし恐怖すらも覚える――。
「……」
「大地様?」
「……あ、ああ。彼は普段は救世主様だが、今は違う。見ての通り……下衆な言い回しをすれば、性奴隷だ」
 明の様子を黙って眺めていた大地が、従者に促され言葉を紡ぐ。貫自が先程捜していた“火神明”は、この場にはいないのだと話す。
「だから、遠慮はいらない。好きなように使ってやってくれ――」
 大地はそう言い終わると、指に絡み付いて糸を引いている唾液を拭き取り、何事もなかったかのように席に戻って艦長の業務を再開した。
 従者達は眼下で立ち尽くしている少年に腕を伸ばし、前後に回ると思い思いに小柄な身体をまさぐり始めた。
「……ぁ、や……」
 上気した首筋、剥き出しになっている鎖骨、黒い衣装によく映えている金色の通りの良い髪、顔に走る古傷、衣装と同様に黒いロングブーツとスカートの間から覗く太腿。
 火照った全身を男達の骨張った手で優しく、時折手荒に愛でられる度、光沢を帯びた衣装に汗を滲ませ、身体を引くつかせて鋭敏な反応を示す明。
 誘うように踊る痴態に更に興奮を覚えたらしく、後方にいる顎髭を生やしている男が、少年を片腕で抱き支えてやりながら、薄い唇に貪りついて舌を侵入させる。
「! ……ふ、くぅ、っうぅん……っんうぅ!」
 口内を乱暴に蹂躙する舌と、顔に触れる髭の感触。明がそれらへ意識を向けている隙に、前方の黒い短髪の男が明の片足を軽々と高く持ち上げ、膝を曲げさせる。
「よく見えていますよ、ここからでも」
 ノートパソコンのキーボードを叩いていた大地がちらりと明を見て、一言だけそう呟く。
「……み……見る、なっ」
 足とともにスカートも捲れ上がり、刺激に従順に応え、再び硬くなりつつあった性器が晒される。
「見……る、なぁ……ひっあ、あぁ」
 濃厚な口付けから解放されて、掠れた声で哀願するも、聞き入れる者などこの場にいるはずもなく。
 後方から明を捕らえている茶髪の男は自身の、既に脈が巡りつつある物を少年へ衣服越しに押し付けつつ、開いた浅いなだらかな胸元に指を入れ込んでいく。やがて胸の尖りを探り当てると、指の腹で転がし始めた。
「やっぁあっ! そ、こは……!」
 明のあくまで反抗的な態度と口調に反し、先走りの液を嬉しそうに溢れさせている素直な物が愛らしく見えたのか、前の男が明ににこり、と一度笑い掛ける。そして足を掴んだまま顔を下げ、少年が色欲の虜になっている象徴に唇を落とすと、濡れそぼっている先端を銜え込んだ。
「うっあぁ、あ……っはぁあ」
 従者達は余計な言葉を発さず行為に及び、大地は先程からこちらに意を注いでいないため、一層よく響く自身の悶える声すらも、走る被虐の悦びと成り果てて。
「ぅん……ひっああ! やぁっ、す……すわな……ぁ、あっ、あ、あ!」
 後ろからは、とうに硬くなっている胸の尖りを痛いくらいにきゅっと摘まれ、耳朶や首筋を甘く噛まれ。前からは快楽神経の中枢でもある場所に唾液を塗り込められて、鈴口をくちゅくちゅとリズミカルに吸い上げられる。
 胸と性器から快感が小さな四肢に波及し、その波を沈めるべく、明は荒く息を吐きながら、知らず知らず腰を跳ねさせる。
「……」
 未だ女性の肉体を知らない幼い虜囚が、矜恃も忘れて浅ましく乱れる姿を見た二人の従者は、互いに目配せをした。
「ふっ、うぅ、はっん……ぁ、ふああっ! もっう……で……るっ、でるぅ……! ……?」
 端に涙が溜まった大きな赤い瞳を切なげに細め、蕩けた顔で高みに昇らんとしていた明の表情が、徐々に困惑のそれに染まる。燃え盛っていた淫靡な炎は、男達が突如責め手を止めたことにより燻っていく。
 男の口腔から解放された少年の性器が名残惜しそうに、他人の唾液と己の先走りで濡れ光る頭を、びく、びくと痙攣させていた。
「……っ、なん、で」
 戸惑う明を余所に、後方の従者が何かを取り出し、明の前で屈んだまま控えめに笑んでいる仲間に投げ渡す。着せられている衣装と同じ色をした、輪が縦に若干間隔を置いて三つと離れた箇所にもう一つ、筒型に連なった革製の物体が明の瞳に映る。
 今までの“躾”では、見たことがない物だった。
「な、に……っうぅ!」
 明にとっては恐怖を――すっかり教え込まれた肉体にとっては、ほんの少しの期待を――煽る未知の物体を、黒い髪の従者が慣れた手つきで、今にも達してしまいそうな明の物に取り付けていく。
「……な……んなんだよ、これっ……く、うぅ!」
 明が後方を一瞥すると、茶髪の従者が、こんなに楽しいことはないと言わんばかりの弾んだ表情で、少年の“お預け”させられた性器の双珠と根元、竿、先端へ至る箇所に、黒革の輪が装着されるのを見物していた。
「や、ぁ……いっ、た……!」
 革の絶妙な締め付けに悦楽の炎が再度揺らめくも、味わったことのない痛みと圧迫感の前に、絶頂は遠ざかっていく。
「コックリング。知りませんか? ……まあ、知らないでしょうね。お似合いですよ」
 作業を終え、片手に本を持ち読書に耽る大地が言う。呟くようなその声は、今の明には耳を傾ける余裕などないことが分かっているような、独白に近いものであった。現に、小さな虜囚は、与えられた初めての感覚と向き合うことに、完全に気を取られてしまっている。
「……!?」
 掴まれ、大きく上げられていた片足が下ろされた。後ろから支えられていたとはいえ、不安定だった姿勢からようやく解かれるも、性の隷属に安堵する猶予など、賜われるはずもなく――。
「ぅっあ! ……う……つぅっ……!」
 不意に、床へ仰向けの体勢になるように寝かされる。位置を入れ変え今度は明の足下へ立った顎髭の男が、三年間眠らされていたために肉の薄い明の両足を易々と抱えると前へ、顔の方へと倒してから左右へ開く。
「っあぁ、こんな、の……や……だっ……嫌だ……! みっ……見る、なぁ……!」
 身体が折り畳まれたような状態となって恥部が自然に高く持ち上がり、先までより一層“よく見える”体勢となってしまう。しかし、パニエで膨らんだスカートに視界を遮られ、明自身だけには恥部が見えない。可憐な少女の衣装のすぐ向こう側で、少年を最も少年たらしめている部分が、輪で装飾を施され存在を強調された、この上なく淫猥な状態で晒されている。その事実が尚更、明へ恥辱を叩き込む。
「っやめ……ひゃあっああぁあ!」
 恥ずかしさのあまりに足を動かす明を黙らせるように、レオタードを掻き分け怒張している、革に締め上げられた性器を一度強く掴んでやって、それだけで達したのではないかと思うくらい甘ったるい声を捻出させた後、茶髪の男は、少年の下半身を締め付けているぐっしょりと湿ったレオタードを指に引っ掛け、思い切り手前へ引く。
「! ぃ……やっだ、やめ……もっ、やだぁ」
 ある程度伸縮性を持っているとはいえ、力強く引かれたレオタードは呆気なく、音を立てて裂かれていく。外気と男達の前に、羞恥極まる体位で性器はおろか後孔まで暴かれ、性に囚われた少年は涙を堪えることも、生意気な口調を使うことも叶わなくなる。とうに折れた自尊心が、そこから更に砕け始める。
 最早、形だけの抵抗も行わない、行えない奴隷に追い打ちを掛けるように前方の男が、目の前でひくついている虜囚の後孔に指を伸ばす。周囲をゆるりとなぞると、その些細な刺激にすら、痛いくらいに上げられた足をぴくんと震わせ明は応じる。
「ぁあ……ふ、くぅうん」
 初めに大地によって嬲られてから一度も触れられていなかったその場所は、明の意思とは関係なく、また、本来の用途とも程遠い貪婪な性感帯と化していた。
 ――まず一本、指が孔に突き入れられる。
「ぅっああっ! い……あぁっ、痛い……!」
 すぐ側に放られている男性器型の張り型を見た上での判断なのか、ろくに解しもされず、無遠慮に指を押し入れられ、涙を更に込み上げさせ、明は喉を仰け反らせて泣き声を上げる。
「ひ……ん、ぅんっ」
 白い天井一色だった潤む視界に、突如飛び込んできた赤黒く脈打つ物。仲間が舌なめずりをしながら少年の孔を探るように弄くるのを眺めつつ、上がる鳴き声を心地よく聞いていた、黒い短い髪の男の性器だと分かるよりも先に、明の頬に熱い感触が伝わる。十分すぎるほど体積を増している物が、顔に擦り付けられた。
「っはあ、そこぉっ……はぁああっ……! ……ん、んんっ、ん……!」
 “弱い”十字傷の上を硬く張った男性器に丹念になぞられ、たまらず息を吐く。唾液が端から零れている口が開いた瞬間に、髪を掴まれ肉の棒を捻じ込まれる。その間にも二本目の指を孔に飲み込まされ、前後からの圧迫感にまた涙がぽろぽろと溢れていく。
「んっぅう! うぅっ……ふっう、ん」
 仰け反ったまま嗚咽混じりに、小さい口へあてがわれた剛直した物に恐る恐る舌を伸ばし、舐める明。つい先ほどこの男に“舐め方”を身を以て教えられたばかりにしては――奉仕する立場にしては――その舌の動きは緩慢で随分と拙い。が、従者にとっては、愛らしい顔の少年があられもない姿で“綺麗に”顔を歪め、自身の性器を銜えている事実だけでひどく蠢惑的らしい。稚拙な慰めにも構わず、更に大きさを増やした欲の塊を口腔へ打ち据えていく。
 後孔を掻き回す指は、三本になっていた。中の肉襞を執拗に擦られ、少年の屹立した物が跳ね、精を吐けない代わりに先走りをどろどろと流す。千切られるかと思うほどの締めに目を細めつつ、少年の奥をこねくり回していた茶髪の従者の指に、小さな突起が当たった。探していたそれを見つけるや否や、ぐりぐりと押し上げる――。
「! ……んんっ! っんっううぅんんん!」
 全身をこれまでと比べるべくもない快感に瞬く間に貫かれ、虜囚の四肢が、柳腰が、拘束された肉棒ががくがくと大きく震える。総ての指が一旦出された後孔は、ひくひくと蠢いていた。本来なら同時に襲っていたはずの解放感が塞き止められている故か、高みに昇ったままなかなか戻って来られず、半ば意識を飛ばしていた明であったが、黒髪の従者に喉にまで性器を押し込まれた苦しみで、強引に意識を引き戻される。
 欲情した、獣のようにぎらついた鋭い眼光を携えながら、茶髪の男は自らの欲の巡りきった物を取り出す。口内を犯す男の物に勝るとも劣らない太いそれに、明は怯えの色を隠さず、無意識に身を捩らせた。が、腰を容易く掴まれると、小振りな後孔には大きすぎる物をぐっと押し当てられ、ぎちぎちと突き入れられる。
「っは……むっり……! ……っふ、んっ、うん、んううぅうっ!」
 これまでの“躾”で幾度も牡や玩具を受け入れた隷属の後孔は、裂けることもなく拡がり、待ち構えていたかの如く獣欲を深く、深く飲み込んでいく。根元まで一度少年の中へずぷ、と沈めて息を吐くと、男はすぐさま激しく腰を揺さぶり始めた。一日近く入れていた冷たい張り型とは異なり、確かな熱を持った性器を上下の口に埋められ動かされ、明は咽び泣きながらも、赤く腫れ上がった物をふるふると疼かせて再びオルガを貪ってしまう。最奥をずりゅずりゅと、肉の擦れ合う音を派手に撒き散らしながら抉られれば、虜囚は自ら臀部を振り恥部を男へ擦り付け、達しつつもひたすら貪欲に応じる。口腔に注がれる先走りの液体を、恍惚とした表情でじゅるじゅると嚥下しながら。
「んっぁああ! んうっ……ふっんん、んんっ、ぅうんん」
 いつまで経っても絶頂から下りられず、絶えず迸り身を焼き焦がす悦楽に屈服したことを示すかのように、明の口からはもう言葉として聞き取れるものは紡がれず、自身の涎と男の体液と喘ぎ声だけが零れている。
「……っ!」
「ひ……あ、ふあっああぁぁっ!」
 そんな“性奴隷”を愛でる二人の男も限界を迎えたらしく、低く呻くと殆ど同時に果て、愉悦に震える後孔と口腔、淫靡極まる二つの孔目掛けて前後から精をたっぷりと叩き付けてやる。隷属の喜悦の悲鳴を聞き終わると、二人は欲を吐き終わった肉棒を虜囚から引き抜く。失神寸前の少年の身体が一度だけびくり、と踊り、受け切れなかった精液が二つの孔からごぽごぽと垂れ流れ、白い糸を形作った。
 
「ああ、そのままでいい」
 気を失ってはいないものの、疲弊のあまりに尚も動けない明の後孔に放った精を指で掻き出し、充血しきった少年の性器を輪から解放して“後始末”を行おうとした、既に衣服を整えた二人の従者であったが、相変わらず書物に目を通している主の言葉に手を制止する。
「はっ、しかし……」
「奴隷に情が移ったとでも?」
「いえ。そういうわけでは」
「なら、下がるといい。今日はご苦労だった」
「……光栄にございます」
「……失礼致します」
 従者達は互いに顔を見合わせてから、主に一礼すると退室する。二人の背中を見送ってから大地は立ち上がり、床の上で身体を投げ出している明へ歩み、屈み込む。
「お疲れ様です、明」
「…………」
 この夜、初めて名前で呼ばれた明は“今日の”躾が終わったことを知ると、目尻にまた涙を溜めて、大地の顔を見やった。
「ご褒美、です」
 下半身へ指を伸ばし、明を愛しげに戒めているコックリングを取り外しに掛かる。
「っは……うぁっあぁあああっぁああっぁああ!」
 革が緩まると、散々お預けさせられていたものが一気に放出される。びゅう、びゅうと尿の如き勢いで精液を噴出させて、明は快感に溺れきった顔で腰を振りたくる。物の動きに合わせて後孔がひくつき、中に残っていた男の精までひり出しても、射精は終わらない。
「ひっぁああっん……ぁっあぁ……ふっぅう」
 自らの下半身と、スカートの黒い裏生地とを白く染め上げたところで、明は意識を手放す。
「うっあぁ……んん……っああ……」
 しかしそれでもなお性器は弾み、明もまた、小さい胸を上下させ、悶え声を上げ続ける。
「ふふ、なんて可愛らしい……愛してますよ、明。これからも僕なりに、うんと愛でてあげます」 
 “次”は、もっと我慢させてみようか。それとも――。
 友人の更なる痴態を想起しつつ、大地は明を軽々抱き上げると、室内のシャワールームへと向かった。畳む


#R-18 #腐向け #Time Of Cardinal #火神明 #守部大地
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