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Blind Alley

好きなことを好きなだけ。

ブロッサム・ジュアン・ルシアード

ブロッサム・ジュアン・ルシアード

名前…ブロッサム・ジュアン・ルシアード(Blossom Zhuan Russierd)
性別…男
年齢…98(身体的には10代後半)
身長…179cm
髪・目の色…茶、

背景
八十年前に、レネス全土を覆った人間と魔族の大戦を終結に導いた英雄の片割れで、現在は大賢者と称えられている。
あらゆる魔法や呪術に通じ、その精度も高い(一つに特化している人物と比べると少し劣る程度)器用万能型の魔法使い。
戦後、相棒であるリーフを失い自分だけ生き残ってしまった罪悪感と、民衆の過剰な期待に耐えかね姿を晦まし、人里離れた場所に人払いの結界を敷いて静かに生きていた。
大戦中に世話になっていたマーブル国と、その姉妹国のアポロとの間で不穏な動きがある事や、魔界から魔族が再び現れている事を察知するも、若い世代に任すべきと傍観。
そんな矢先、大戦時にある因縁が出来て以来定期的に襲撃してくるようになった魔族・キャンディに不覚を取り、呪いで肉体を全盛期の頃まで若返らされてしまう。
キャンディを殺して解けるとは思えず、解呪の手段を探すため旅に出ようとしていたその時に、押し掛け弟子であるミルフィーユと再会。
そしてミルフィーユが連れてきた異世界から来たという少年は、リーフにあまりにも似すぎていた。

性格
かなり傲慢で身勝手かつ我儘、感情の起伏が激しい面倒な性格をしており、他人には厳しく自分と少女(十代前半まで)にはやたらと甘い 。
悪い顔もするし必要ならば平気で嘘も吐く。おだてに弱いので操縦は割と楽。
教本で美化されている彼しか知らない者が実物を見ると、あまりの落差に目眩を起こす程である。

口調
ワシ・ヌシ・呼び捨て
本来の年齢に見合った爺むさい言葉遣いと、若者(しかしどこか古臭い)口調が入り混じっている。偉そうな上に柄が悪い。いわゆる死語も飛び交う。
稀に記憶が混濁している時があり、その際は一人称が俺になり、口調も青年のものになるが、本人は自覚していない。

「ああん? くたばれクソ野郎!」
「ふははは! ワシってばイケてるのお」
「無論空も飛べる、天才じゃからな。しかし疲れるしアッシーにはならんからな?」
「俺が戦うのは死んでいったあの子やリーフのためだ」

人間関係
ミルフィーユ…一番弟子。ミルフィーユが少女の頃に、噂だけを頼りに押し掛けきてそのまま弟子となり、そこそこ長い間一緒に暮らしていた。師弟であり家族でもある間柄。彼女には今でも甘いし、彼女の言うことは結構素直に聞く。
進、ティオ、カメリア…増えた弟子達。進にはかつての相棒であるリーフの面影を見い出している。才能に溢れた弟子達が力の使い方を誤らないように何かと気に掛けている。
キャンディ…いつまでも執着してくるクソ野郎。倒すべき敵だが、殺したら呪いが更に強くなるのではという懸念と、利害の一致から共闘する場面も多い。ブロッサムに困った顔をさせることが出来る数少ない存在。

その他
肉体の急激な若返りの影響か、もともと高齢だったためか、記憶が一部欠落してしまい、魔法もいくつか思い出せなくなっている。逆に窮地の時に思い出す事もある。
本人はそれを逆手にとって、都合が悪くなると忘れたふりをすることもある。

本人から話すことはないだろうし、ミルフィーユ無しでは生活も危うかった自堕落ぶりや奔放な性格からそうは見えないが、その実、努力で大賢者と称されるに相応しい力を付けた努力の天才であり、本質は人格者である。人里から離れた場所に暮らしていたのも、人間嫌いになっていた事実もあるが、魔力が高い人間は魔族にとって魅力的な食料であるため狙われる事が多く、他人を巻き込まないようにするため……だったのかもしれない。
ミルフィーユ曰く「人に頼られるのが面倒だから、師匠は怠け者のふりをしているだけ」とのこと。

元々魔法使いの名家の生まれであったが魔族との戦争中に人間同士で跡目争いをしている現状に嫌気がさし、争いが絶えないレネスを自らの手で変えようと家を出て各地で修行を経て魔法使いとして大成するものの、その経緯の青臭さが気恥ずかしく、十数年の付き合いであるミルフィーユにすら話そうとはしないが、食べ方が上品だったり楽器が弾けたりするのでミルフィーユには何となく感付かれていた。

従属の術を施さずに魔物を召喚し腕試しで退治する、魔物からしたら身勝手な趣味もある。石を割って召喚する。

#ブロッサム・ジュアン・ルシアード

あとはもうアップロードして逐一更新していけばいいか…? という段階(これはローカルで書いています)なので、SNSで貼る名刺的な立ち位置のページ作ればOKですね。幸いこれも分かりやすいテンプレートが配布されているから、それを使わせていただく感じで。

あとはもうアップロードして逐一更新していけばいいか…? という段階(これはローカルで書いています)なので、SNSで貼る名刺的な立ち位置のページ作ればOKですね。幸いこれも分かりやすいテンプレートが配布されているから、それを使わせていただく感じで。

てがろぐくん、管理者だけ見えるすぐに投稿出来るリンクがあるのと、タイトル入力欄がないから割と真剣にここがメインコンテンツになりそうです。
複数設置も簡単ですから、2つ設置してもうちょっと良い感じに出来たかもしれないですが(トップページの表示とかはてがろぐA、ブログ的な部分はてがろぐBみたいな)、まあ今はこれで良しとします。

そうかスキンで切り替えてもいいかな~と、カスタマイズの方法が分かってくるとつい色々やりたくなりますよね。

#サイト作成の話

性奴隷

性奴隷

R-18コンテンツとなりますので、閲覧は18歳以上の方のみとなります。

・大地+モブ×明。エロいお題で書いていたものです。

「じゃあ、俺はこれで失礼します」
 陸を走る船、船艦スノー。その艦長室に青年、廿六木貫自の快活な声が響き渡る。
「ええ、お疲れ様です。もう遅いですし、貫自君もお休みになられて下さい」
 スノーの艦長である守部大地は、貫自の報告を聞き終えた後、柔和な笑みとともに労いの言葉を投げ掛けた。
「あ、はい、ありがとうございます! ……大地さん、本当凄いっスね」
「?」
「だって、いつでも艦長として動いて下さってるじゃないっスか」
「それが僕の務めですからね」
「俺から見れば、倒れないのが不思議なくらいっスよ」
「僕にはよくして下さる人がいますから」
 貫自には気付かれないように、大地は視線を眼前で姿勢を正し、にこにこと話す青年から、椅子に座す己の足下に落とし、一瞬だけ、口の端で哂った。
「京子さんやウォンさん達……皆さん良い人っス」
「貫自君もですよ。いつも助かっています」
「大地さんにそう言ってもらえて嬉しいっス! じゃ、失礼します……あ」
 艦長室のドアがスライドし、足を廊下へと出したところで貫自は振り返った。
「どうしました?」
「明さん見てないっスか? さっき部屋見たんスけど、いなくって」
「いえ、生憎ですが僕も見ていませんね……“明”は」
「そうっスか……有り難うございます、今度こそ失礼します!」
 大地に向かって一礼した後、駆け足気味で貫自は艦長室から出ていった。
 
「……貫自君も仲間に入れてあげましょうかね?」
 しん、と静まりかえった部屋に、大地の淡々とした声が零れる。
「……! あいつは、関係、ねーだろ……」
 水面に投じられた一石が起こす波紋のような、小さな声が大地のすぐ側から聞こえてくる。
「冗談ですよ」
 大地はやはり笑んだまま席を立ち、屈み込む。デスクの下、椅子を収納するスペース。そこに先の声の主、火神明の姿があった。
「すみませんね、そんな所に。貴方を呼んだ後に、急に貫自君が来たものですから」
 言葉とは裏腹に、大地の声色にはさして申し訳なさが感じられない。
「……」
 明の姿には、普段の面影がまったくと言っていい程に見当たらなかった。トレードマークである逆立った金髪は、一切の手が加わっていないことが一目で分かる、肩まで真っ直ぐ下りた状態であったし――。
「顔が赤いですよ? 今更衣装が恥ずかしいわけでもないでしょう」
 デスクの下から、どこかおぼつかない足取りで出た明は立ち上がると、大地の前に身体を晒す。
 百六十センチにも届かない小さな体躯は、光沢のある黒を基調とし、胸元の大きく開いたレオタードとひとつなぎになっているスカートの裾の部分に赤と白のフリルをあしらった、愛らしい衣装に覆われていた。
「貫自君に見られるかもしれないという綱渡りが気持ち良かった……といったところでしょうか」
「そ、そんなわけ……」
「でしたら、証拠を見せていただけますか」
 艶やかなコスチュームを纏った少年の反論が弱々しい時点で、自分の推測は最早推測ではないと分かりきっているが、それでも大地は明に詰め寄ってみせる。妻の京子や、親友の真にはまず見せないだろう意地の悪い微笑を、整った顔の上に作りながら。
「……それは」
 瞳を空にさ迷わせつつ、暫くぼそぼそと呟いていた明であったが、真や流以上に高い位置から見下ろしてくる無音の圧力に根負けしたのか、パニエが印象的なスカートに両手を掛け、たくしあげる。
「見えませんね?」
「……っ」
 手を小刻みに震わせながら、大地の視線を確かに感じながら。スカートの裾を口で銜え、きつめのレオタードに包まれた下半身の部分に両手の指を食い込ませ、ゆっくりと横にずらす。羞恥に紅潮しきった顔には、いつもの勝ち気、強気といった色などあるはずもなく――。
 貫自と大地が至って平素な会話を行っている間。デスクの下で、悦楽を貪っていた証が露になった。
「僕の言った通りじゃないですか」
「っひ、あ……!」
 周囲を覆う、十七という年齢にしてはごく薄い茂みまでじっとりと濡らし、既に反り立っている明の性器を、大地は片手で軽く握って上下に動かしてやりながら尋ねる。乾いた指で扱かれる、直接的な刺激に堪えかねて悲鳴に近い短い喘ぎが明の口から漏れると、銜えていたスカートの裾が離れ、大地の腕にぱさ、と落ちた。
「……反抗的な割には、今日も言い付けを守って下さっているんですね」
 腕に掛かったふわりとした黒いスカートを気に留めるわけでもなく、大地は空いている片手で明の後ろを探り、指に硬い感触を覚えたところで束の間だけ明に、実に穏やかに笑ってみせる。
「いい“仔”ですよ……けれど」
「やっ、うあっ、ぁあ! ……っも、もっだ、だめ……っ……!」
 静かな艦長室には、激しく扱かれていることが嫌でも伝わってくる、ぐちゅぐちゅという水音と、明の喘ぎだけが響く。
 自力で立つこともままならない程の強い快感に、明は大地の胸に顔を埋め寄りかかった体勢で、荒い呼吸とともに、腰をびくびくと震わせる。その度に、スカートの中から後ろに伸びている尻尾のような毛の束も、左右に揺れていた。
「口答えや余計な強がりはいけませんね」
「!! やめっ、抜か」
「お仕置き、です」
 真っ赤になった涙混じりの顔を上げ、目を見開き懇願する明の言葉を冷たく遮ると、大地は明の後ろで揺れる尻尾を掴み、一息に引いた。
「はぁあぁっぁあああ!」
 明の後孔からずるずると抜かれた尻尾が、その全貌を現すよりも早く。明は先までよりも甘く高い嬌声を上げ、ぞくぞくと走る振動と快感に屈し染めた金髪と身と腰を揺らしながら、大地の掌へびゅくびゅくと吐精する。
「うっあぁん……ふっぅう……んっぁああ……!」
 隆起した男性器をベースとし、大小様々な粒にびっしりと包まれ、持ち手の先端に犬を思わせる尻尾が取り付けられた玩具が床に転がるまで、射精は続いた。脱力と余韻で明はその場に崩れ落ちそうになるが、大地に止められる。
「ぁ……っはぁ」
「まったく、そんな物を入れて過ごして、挙句、人の手にこんなに出して……」
 呆れたような、それでいてどこか甘さを含んだ声で言い放つと、大地はすっかり白くなった手で、涙で濡れる明の目尻や頬を優しく撫でてやる。顔にこびりつく精液独特の匂いと、それが己のものであるというどうしようもない恥ずかしさに、明は顔を歪ませた。
「綺麗にしていただけますか?」
「! んっ、んん……!」
 返事を待たずに、大地は指を明の口に滑り込ませる。
「……っん、ふ……ぅん」
 舌を大地の指に這わせ、自らの粘つく液体を喉の奥へ流し込みつつ、明は時折眉をひそめた上目遣いで大地の様子を伺う。その所作が、嗜虐心を扇動しているとは気付きもせずに。
 
「……!」
 再び静寂の波が寄せる室内に、ドアをノックする音が不意に飛び込んだ。
「大地様」
「いいぞ、入れ」
「失礼します」
 聞き慣れない男の声、大地の合図、そして、艦長室に入ってくる複数の靴音。
 現れた二人の男は、年は二十代後半といったところで、百八十センチ近い肉体に筋肉を無駄無くしっかり乗せ、両名共に精悍な顔つきを持っていた。
 彼らは大地に、つまり守部家に仕え様々な任務を――守部家の執事兼ボディーガードのウォンバットを表とするなら、彼らは裏である――こなす従者達だということしか、明には知らされていない。
(二人……)
 今日は少ない。その事実にまず安堵を覚える自分に、明は内心で自嘲する。舌の動きは休めずに。
 その間にも降りかかる、熱を含んだ視線と、息を飲む音。“初め”に比べれば慣れてしまったものだが、それでも、自分が同性からそういった対象に見られていることに、動揺もするし恐怖すらも覚える――。
「……」
「大地様?」
「……あ、ああ。彼は普段は救世主様だが、今は違う。見ての通り……下衆な言い回しをすれば、性奴隷だ」
 明の様子を黙って眺めていた大地が、従者に促され言葉を紡ぐ。貫自が先程捜していた“火神明”は、この場にはいないのだと話す。
「だから、遠慮はいらない。好きなように使ってやってくれ――」
 大地はそう言い終わると、指に絡み付いて糸を引いている唾液を拭き取り、何事もなかったかのように席に戻って艦長の業務を再開した。
 従者達は眼下で立ち尽くしている少年に腕を伸ばし、前後に回ると思い思いに小柄な身体をまさぐり始めた。
「……ぁ、や……」
 上気した首筋、剥き出しになっている鎖骨、黒い衣装によく映えている金色の通りの良い髪、顔に走る古傷、衣装と同様に黒いロングブーツとスカートの間から覗く太腿。
 火照った全身を男達の骨張った手で優しく、時折手荒に愛でられる度、光沢を帯びた衣装に汗を滲ませ、身体を引くつかせて鋭敏な反応を示す明。
 誘うように踊る痴態に更に興奮を覚えたらしく、後方にいる顎髭を生やしている男が、少年を片腕で抱き支えてやりながら、薄い唇に貪りついて舌を侵入させる。
「! ……ふ、くぅ、っうぅん……っんうぅ!」
 口内を乱暴に蹂躙する舌と、顔に触れる髭の感触。明がそれらへ意識を向けている隙に、前方の黒い短髪の男が明の片足を軽々と高く持ち上げ、膝を曲げさせる。
「よく見えていますよ、ここからでも」
 ノートパソコンのキーボードを叩いていた大地がちらりと明を見て、一言だけそう呟く。
「……み……見る、なっ」
 足とともにスカートも捲れ上がり、刺激に従順に応え、再び硬くなりつつあった性器が晒される。
「見……る、なぁ……ひっあ、あぁ」
 濃厚な口付けから解放されて、掠れた声で哀願するも、聞き入れる者などこの場にいるはずもなく。
 後方から明を捕らえている茶髪の男は自身の、既に脈が巡りつつある物を少年へ衣服越しに押し付けつつ、開いた浅いなだらかな胸元に指を入れ込んでいく。やがて胸の尖りを探り当てると、指の腹で転がし始めた。
「やっぁあっ! そ、こは……!」
 明のあくまで反抗的な態度と口調に反し、先走りの液を嬉しそうに溢れさせている素直な物が愛らしく見えたのか、前の男が明ににこり、と一度笑い掛ける。そして足を掴んだまま顔を下げ、少年が色欲の虜になっている象徴に唇を落とすと、濡れそぼっている先端を銜え込んだ。
「うっあぁ、あ……っはぁあ」
 従者達は余計な言葉を発さず行為に及び、大地は先程からこちらに意を注いでいないため、一層よく響く自身の悶える声すらも、走る被虐の悦びと成り果てて。
「ぅん……ひっああ! やぁっ、す……すわな……ぁ、あっ、あ、あ!」
 後ろからは、とうに硬くなっている胸の尖りを痛いくらいにきゅっと摘まれ、耳朶や首筋を甘く噛まれ。前からは快楽神経の中枢でもある場所に唾液を塗り込められて、鈴口をくちゅくちゅとリズミカルに吸い上げられる。
 胸と性器から快感が小さな四肢に波及し、その波を沈めるべく、明は荒く息を吐きながら、知らず知らず腰を跳ねさせる。
「……」
 未だ女性の肉体を知らない幼い虜囚が、矜恃も忘れて浅ましく乱れる姿を見た二人の従者は、互いに目配せをした。
「ふっ、うぅ、はっん……ぁ、ふああっ! もっう……で……るっ、でるぅ……! ……?」
 端に涙が溜まった大きな赤い瞳を切なげに細め、蕩けた顔で高みに昇らんとしていた明の表情が、徐々に困惑のそれに染まる。燃え盛っていた淫靡な炎は、男達が突如責め手を止めたことにより燻っていく。
 男の口腔から解放された少年の性器が名残惜しそうに、他人の唾液と己の先走りで濡れ光る頭を、びく、びくと痙攣させていた。
「……っ、なん、で」
 戸惑う明を余所に、後方の従者が何かを取り出し、明の前で屈んだまま控えめに笑んでいる仲間に投げ渡す。着せられている衣装と同じ色をした、輪が縦に若干間隔を置いて三つと離れた箇所にもう一つ、筒型に連なった革製の物体が明の瞳に映る。
 今までの“躾”では、見たことがない物だった。
「な、に……っうぅ!」
 明にとっては恐怖を――すっかり教え込まれた肉体にとっては、ほんの少しの期待を――煽る未知の物体を、黒い髪の従者が慣れた手つきで、今にも達してしまいそうな明の物に取り付けていく。
「……な……んなんだよ、これっ……く、うぅ!」
 明が後方を一瞥すると、茶髪の従者が、こんなに楽しいことはないと言わんばかりの弾んだ表情で、少年の“お預け”させられた性器の双珠と根元、竿、先端へ至る箇所に、黒革の輪が装着されるのを見物していた。
「や、ぁ……いっ、た……!」
 革の絶妙な締め付けに悦楽の炎が再度揺らめくも、味わったことのない痛みと圧迫感の前に、絶頂は遠ざかっていく。
「コックリング。知りませんか? ……まあ、知らないでしょうね。お似合いですよ」
 作業を終え、片手に本を持ち読書に耽る大地が言う。呟くようなその声は、今の明には耳を傾ける余裕などないことが分かっているような、独白に近いものであった。現に、小さな虜囚は、与えられた初めての感覚と向き合うことに、完全に気を取られてしまっている。
「……!?」
 掴まれ、大きく上げられていた片足が下ろされた。後ろから支えられていたとはいえ、不安定だった姿勢からようやく解かれるも、性の隷属に安堵する猶予など、賜われるはずもなく――。
「ぅっあ! ……う……つぅっ……!」
 不意に、床へ仰向けの体勢になるように寝かされる。位置を入れ変え今度は明の足下へ立った顎髭の男が、三年間眠らされていたために肉の薄い明の両足を易々と抱えると前へ、顔の方へと倒してから左右へ開く。
「っあぁ、こんな、の……や……だっ……嫌だ……! みっ……見る、なぁ……!」
 身体が折り畳まれたような状態となって恥部が自然に高く持ち上がり、先までより一層“よく見える”体勢となってしまう。しかし、パニエで膨らんだスカートに視界を遮られ、明自身だけには恥部が見えない。可憐な少女の衣装のすぐ向こう側で、少年を最も少年たらしめている部分が、輪で装飾を施され存在を強調された、この上なく淫猥な状態で晒されている。その事実が尚更、明へ恥辱を叩き込む。
「っやめ……ひゃあっああぁあ!」
 恥ずかしさのあまりに足を動かす明を黙らせるように、レオタードを掻き分け怒張している、革に締め上げられた性器を一度強く掴んでやって、それだけで達したのではないかと思うくらい甘ったるい声を捻出させた後、茶髪の男は、少年の下半身を締め付けているぐっしょりと湿ったレオタードを指に引っ掛け、思い切り手前へ引く。
「! ぃ……やっだ、やめ……もっ、やだぁ」
 ある程度伸縮性を持っているとはいえ、力強く引かれたレオタードは呆気なく、音を立てて裂かれていく。外気と男達の前に、羞恥極まる体位で性器はおろか後孔まで暴かれ、性に囚われた少年は涙を堪えることも、生意気な口調を使うことも叶わなくなる。とうに折れた自尊心が、そこから更に砕け始める。
 最早、形だけの抵抗も行わない、行えない奴隷に追い打ちを掛けるように前方の男が、目の前でひくついている虜囚の後孔に指を伸ばす。周囲をゆるりとなぞると、その些細な刺激にすら、痛いくらいに上げられた足をぴくんと震わせ明は応じる。
「ぁあ……ふ、くぅうん」
 初めに大地によって嬲られてから一度も触れられていなかったその場所は、明の意思とは関係なく、また、本来の用途とも程遠い貪婪な性感帯と化していた。
 ――まず一本、指が孔に突き入れられる。
「ぅっああっ! い……あぁっ、痛い……!」
 すぐ側に放られている男性器型の張り型を見た上での判断なのか、ろくに解しもされず、無遠慮に指を押し入れられ、涙を更に込み上げさせ、明は喉を仰け反らせて泣き声を上げる。
「ひ……ん、ぅんっ」
 白い天井一色だった潤む視界に、突如飛び込んできた赤黒く脈打つ物。仲間が舌なめずりをしながら少年の孔を探るように弄くるのを眺めつつ、上がる鳴き声を心地よく聞いていた、黒い短い髪の男の性器だと分かるよりも先に、明の頬に熱い感触が伝わる。十分すぎるほど体積を増している物が、顔に擦り付けられた。
「っはあ、そこぉっ……はぁああっ……! ……ん、んんっ、ん……!」
 “弱い”十字傷の上を硬く張った男性器に丹念になぞられ、たまらず息を吐く。唾液が端から零れている口が開いた瞬間に、髪を掴まれ肉の棒を捻じ込まれる。その間にも二本目の指を孔に飲み込まされ、前後からの圧迫感にまた涙がぽろぽろと溢れていく。
「んっぅう! うぅっ……ふっう、ん」
 仰け反ったまま嗚咽混じりに、小さい口へあてがわれた剛直した物に恐る恐る舌を伸ばし、舐める明。つい先ほどこの男に“舐め方”を身を以て教えられたばかりにしては――奉仕する立場にしては――その舌の動きは緩慢で随分と拙い。が、従者にとっては、愛らしい顔の少年があられもない姿で“綺麗に”顔を歪め、自身の性器を銜えている事実だけでひどく蠢惑的らしい。稚拙な慰めにも構わず、更に大きさを増やした欲の塊を口腔へ打ち据えていく。
 後孔を掻き回す指は、三本になっていた。中の肉襞を執拗に擦られ、少年の屹立した物が跳ね、精を吐けない代わりに先走りをどろどろと流す。千切られるかと思うほどの締めに目を細めつつ、少年の奥をこねくり回していた茶髪の従者の指に、小さな突起が当たった。探していたそれを見つけるや否や、ぐりぐりと押し上げる――。
「! ……んんっ! っんっううぅんんん!」
 全身をこれまでと比べるべくもない快感に瞬く間に貫かれ、虜囚の四肢が、柳腰が、拘束された肉棒ががくがくと大きく震える。総ての指が一旦出された後孔は、ひくひくと蠢いていた。本来なら同時に襲っていたはずの解放感が塞き止められている故か、高みに昇ったままなかなか戻って来られず、半ば意識を飛ばしていた明であったが、黒髪の従者に喉にまで性器を押し込まれた苦しみで、強引に意識を引き戻される。
 欲情した、獣のようにぎらついた鋭い眼光を携えながら、茶髪の男は自らの欲の巡りきった物を取り出す。口内を犯す男の物に勝るとも劣らない太いそれに、明は怯えの色を隠さず、無意識に身を捩らせた。が、腰を容易く掴まれると、小振りな後孔には大きすぎる物をぐっと押し当てられ、ぎちぎちと突き入れられる。
「っは……むっり……! ……っふ、んっ、うん、んううぅうっ!」
 これまでの“躾”で幾度も牡や玩具を受け入れた隷属の後孔は、裂けることもなく拡がり、待ち構えていたかの如く獣欲を深く、深く飲み込んでいく。根元まで一度少年の中へずぷ、と沈めて息を吐くと、男はすぐさま激しく腰を揺さぶり始めた。一日近く入れていた冷たい張り型とは異なり、確かな熱を持った性器を上下の口に埋められ動かされ、明は咽び泣きながらも、赤く腫れ上がった物をふるふると疼かせて再びオルガを貪ってしまう。最奥をずりゅずりゅと、肉の擦れ合う音を派手に撒き散らしながら抉られれば、虜囚は自ら臀部を振り恥部を男へ擦り付け、達しつつもひたすら貪欲に応じる。口腔に注がれる先走りの液体を、恍惚とした表情でじゅるじゅると嚥下しながら。
「んっぁああ! んうっ……ふっんん、んんっ、ぅうんん」
 いつまで経っても絶頂から下りられず、絶えず迸り身を焼き焦がす悦楽に屈服したことを示すかのように、明の口からはもう言葉として聞き取れるものは紡がれず、自身の涎と男の体液と喘ぎ声だけが零れている。
「……っ!」
「ひ……あ、ふあっああぁぁっ!」
 そんな“性奴隷”を愛でる二人の男も限界を迎えたらしく、低く呻くと殆ど同時に果て、愉悦に震える後孔と口腔、淫靡極まる二つの孔目掛けて前後から精をたっぷりと叩き付けてやる。隷属の喜悦の悲鳴を聞き終わると、二人は欲を吐き終わった肉棒を虜囚から引き抜く。失神寸前の少年の身体が一度だけびくり、と踊り、受け切れなかった精液が二つの孔からごぽごぽと垂れ流れ、白い糸を形作った。
 
「ああ、そのままでいい」
 気を失ってはいないものの、疲弊のあまりに尚も動けない明の後孔に放った精を指で掻き出し、充血しきった少年の性器を輪から解放して“後始末”を行おうとした、既に衣服を整えた二人の従者であったが、相変わらず書物に目を通している主の言葉に手を制止する。
「はっ、しかし……」
「奴隷に情が移ったとでも?」
「いえ。そういうわけでは」
「なら、下がるといい。今日はご苦労だった」
「……光栄にございます」
「……失礼致します」
 従者達は互いに顔を見合わせてから、主に一礼すると退室する。二人の背中を見送ってから大地は立ち上がり、床の上で身体を投げ出している明へ歩み、屈み込む。
「お疲れ様です、明」
「…………」
 この夜、初めて名前で呼ばれた明は“今日の”躾が終わったことを知ると、目尻にまた涙を溜めて、大地の顔を見やった。
「ご褒美、です」
 下半身へ指を伸ばし、明を愛しげに戒めているコックリングを取り外しに掛かる。
「っは……うぁっあぁあああっぁああっぁああ!」
 革が緩まると、散々お預けさせられていたものが一気に放出される。びゅう、びゅうと尿の如き勢いで精液を噴出させて、明は快感に溺れきった顔で腰を振りたくる。物の動きに合わせて後孔がひくつき、中に残っていた男の精までひり出しても、射精は終わらない。
「ひっぁああっん……ぁっあぁ……ふっぅう」
 自らの下半身と、スカートの黒い裏生地とを白く染め上げたところで、明は意識を手放す。
「うっあぁ……んん……っああ……」
 しかしそれでもなお性器は弾み、明もまた、小さい胸を上下させ、悶え声を上げ続ける。
「ふふ、なんて可愛らしい……愛してますよ、明。これからも僕なりに、うんと愛でてあげます」 
 “次”は、もっと我慢させてみようか。それとも――。
 友人の更なる痴態を想起しつつ、大地は明を軽々抱き上げると、室内のシャワールームへと向かった。畳む


#R-18 #腐向け #Time Of Cardinal #火神明 #守部大地
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